2014年04月16日

台北旅行記・テーマ参

<老街に残された日本>

台湾には日本統治時代の面影を強く残す
老街がいくつかある。私たちは烏来と九份の
二つに訪れた。いずれも台北から二時間ほどで
辿り付くことができ、観光を彩ってくれる。

烏来は台北の南の山地にあり、
原住民族の泰雅族が住む場所である。
烏来という言葉は泰雅語で温泉という意味であり、
日本統治時代には日本式の温泉も開発された。
近隣で茶業や林業の入植が進んでいたため、
多くの日本人の利用があったようだ。
山の緑から伝わる生気と長閑な雰囲気が心地良く、
台北市民の週末旅行先として人気なのも肯ける。

九份は台北の東の海沿いにあり、
かつて金の採掘で栄えた地域であったが、
鉱山の枯渇により衰退していた。
ところが近年、昔ながらのノスタルジックな
街並みが観光地として再評価され、
多くの観光客が訪れるようになっている。
隣山の黄金博物館には日本統治時代の遺構も
多く残されており、往時の状況を窺い知れる。

老街というわけではないが、
滞在した宿のあった西門町の付近は、
日本統治時代に最も賑わった繁華街であった。
今は若者の街となっているが、
そこでも日本を思わせる風景があり、
今後も日台の関係が良好であることを
願わずにはいられなかった。

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鄙びた温泉街の雰囲気が漂う烏来は、
かつて日本人入植者の拠点となっていた

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かつては烏来の林業輸送の核であった観光トロッコと、
泰雅族の民族料理(竹筒飯と紫色の山菜炒め)

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山龍が海へ駆け降りるような場所にある九份の街は、
千と千尋の神隠しのモチーフとも言われている

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(左)九份のメインストリートである基山街
(右)台北の渋谷こと西門町に見られる日式文化
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2014年04月15日

台北旅行記・テーマ弐

<道教世界と現世利益>

道教とは、中華世界の民間信仰が理論化されたもので、
日本においての神道と近い位置付けのものと
考えて貰って差し障りない。ただ、神道の場合は
天皇家が尊重された結果、それなりに整合性のある
体系が整っているが、道教は宗派によって最高神が
異なるのもあり、世界観が秩序だっていない。
雑多な神仙がごった煮になっているイメージである。

それゆえ、道教の寺院は一つ一つが個性的で、
訪れる価値が高い。更に、中華的な価値観からか
現世利益の実現にウエイトが置かれており、
パワースポット的な感覚でお参りしても
特段不心得ではないという点も有難い。

また、パワースポットに関連するが、
多くの道教の寺院では場所と作りに風水が
意識されているようだ。特に龍山寺には
分かり易く水が配置されているので、
心得が無かったとしても何らかの意味が
込められていることに感付けるだろう。

道教は占いとも切り離せない関係にある。
というよりも、道教の世界観を母体に
編み出された推断の術が占いである。
陰陽五行、十干十二支、九数八卦といった
占いの理は、そもそも世界を観念的包括的に
捉えるためのフレームワークであり、
占いとは基本的に当てはめなのである。

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台北市内最古の道教寺院である龍山寺には、
大小合わせて100以上の神仙が祀られている

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ライトアップされる夜の道教寺院(松山慈祐宮)に、
市場の中の風景に溶け込んでいる關帝廟

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水(≒道)に向き、山を背とするのは風水の基本であり、
郊外の道教寺院も忠烈祠も基本を守っている

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占術理論の書籍のレベルは高かったが、
占い師はピンキリだった(オススメは易學堂
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2014年04月14日

台北旅行記・テーマ壱

<民国の歴史と食文化>

台湾(正式名称:中華民国)は
清朝を打倒した革命軍の一派(=国民党)が
興した国家である。ソビエトの支援を受けた
革命軍の一派(=共産党)との内戦の末、
国民党は1949年に中国大陸から台湾島に逃れ、
台湾国民政府を編成した。

その際、文化を継承するものにこそ
国家の正当性は宿るとの考えから、
中国古代皇帝によって集められた文化財を
国民党は台湾島に運び出した。
台湾の代表的な観光スポットとして名高い
故宮博物院は、こうして設立された。

日中戦争中、国民党は日本軍と戦っていたため、
戦没した英霊を祀る忠烈祠には抗日戦士の碑も
存在するが、国民党以前に台湾島を支配していた
日本人に対して好意的な層も多かったこと、
反日教育が行われなくなったことから、
現在の台湾は親日感情の厚い国家の一つである。

南方系の原住民、東洋のユダヤ人と称される客家、
外来政権のオランダ人や日本人、国民党の華人
といった様々な民族が台湾島を拓いていったため、
台湾の食文化は豊かである。外食が盛んで、
しかも一つ一つの分量があまり多くない
小菜スタイルで料理が供されることから、
夜市の屋台の食べ歩きは台湾観光に欠かせない。

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建国/革命/抗日戦争において戦没した英霊を祀る
国民革命忠烈祠と、衛兵交代のセレモニー

賑やかな夜市と路地裏の餃子屋
(餃子の写真は失念したが、美味であった)

胡麻風味の浸け麺と肉団子のスープをいただき、
デザートには台湾風カキ氷(タピオカと芋圓のせ)

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故宮博物院に附設のレストランで国宝を模した料理を食べ、
翌日はアッサリとした中華粥で滋味を楽しんだ
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2014年04月13日

台北旅行記・イントロ

年度末までのプロジェクトが終わり、
まとまった休暇を取れたので、
嫁と台北を旅行することにした。

行き先を台北に決めたのは、
値段・興味・方位の三つの条件を
全て満たしていたから。
三泊四日で、以下の旅程となった。

一日目:夜
 台北101(*1)
 臨江街観光夜市(*1)

二日目:朝
 忠烈祠(*1)
 故宮博物院(*1)
 故宮晶華(*1)

二日目:昼
 孔子廟(*2)
 大龍保安宮(*2)
 行天宮(*2)
 占い横丁(*2)

二日目:夜
 鼎泰豊(*1)
 誠品書店(*2)

三日目:朝
 烏来老街(*3)

三日目:昼
 九ふん老街(*3)

三日目:夜
 松山慈祐宮(*2)
 饒河街観光夜市(*1)

四日目:朝
 龍山寺(*2)

来週からは三回に亘って
台北の旅行記を書こうと思っているが、
各回のテーマは次のようになる予定だ。

*1 民国の歴史と食文化
*2 道教世界と現世利益
*3 老街に残された日本

当初予定していた気功の先生と
会えなかったことだけは残念だったが、
これで台北再訪の理由ができたと
前向きに捉えていたりもする。
それくらい、有意義な旅であった。
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2014年04月06日

課長はワリと偉いのよ

プロジェクト休暇中なので
ぼーっと羽を伸ばしていたところ、
某人材会社から課長級ポストの
打診のメールが来ていた。

遂に課長級ポストも紹介されるくらいに
職務経歴書をロンダリングできたと
喜んだものの、日本オフィスでも
公用語が英語の外資系企業だったため、
英語力がスペックを満たしていなかった(泣

実際問題として、今の会社でも係長までは
近いうちに上がれるだろうと思うものの、
課長になるには時間が掛かると見ている。
案件の創出能力が問われるようになるからだ。
(下図参照)

jobrank.png

何らかのソリューションで社内外のお客様を
リードできなければ、案件の創出は難しい。
しかし、僕の得意とするBIやデータベースは
あくまでも技術要素でしかない。
営業や調達といったオペレーションと
結び付かないと価値を訴求できない。

にも拘らず、僕は今までオペレーション側の
深堀りを行う案件に携わったことが無く、
プロジェクトの推進スキルに比べると、
現状では残念ながら提案力が弱い。

この状況を打破するためには、
どうすれば良いか。三つ考えてみた。
 @社内で積極的に提案に携わる
 A技術力を生かして専門コンサルに移る
 B英語力を高めて事業会社に移る

現実的には@のアプローチを取りつつ、
社外勉強会に参加して技術力を維持しつつ、
係長昇格後に休職して短期語学留学と
転職活動を並行して進めるといった
動き方が現実的な気がしている。
そして係長級+αの転職が出来なければ、
今の会社で頑張るべきなのだろう。
…30代で課長になるぞ! おー!
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2014年04月05日

先に進むため反省する

今回のプロジェクトでは
PLから事前に伝えられた役割を全うでき、
それなりの評価をいただけたものの、
ボーナスに跳ね返るほどの大活躍
というところまでには至らなかった。

前回のプロジェクトでは思うように
力を発揮できなかったことを鑑みると
進歩はあったのかもしれないが、
今の年齢で主任クラスの職位に
甘んじているのは問題なので、
一歩進んだバリューを出せないと
ダメだよなーと考える次第。

特に、今回はコンサルスキルというより
ヒューマンスキル(穏便な人当たり)を
評価されたという側面が強く、
成果物の品質については改善の余地有りとの
お言葉もあったので、そこは反省したい。

で、自分なりに考えたところ、
以下の三つが今後の課題と整理できた。
 @仕事の基礎動作の体得
 A認識合わせの精度向上
 B適切な緊張感の維持

ただ、これだとコクがないので、
もうちょっと突っ込んで書いてみると
以下のような感じ。当たり前のことを
書いているような気もするけど、
前回の反省よりは先に進んでいる
気がするのでOKということにしよう(汗

<仕事の基礎動作を体得せよ>
 ・物事を構造化する(全体感とMECE)
 ・課題を明確化する
 ・ステークホルダーを明確化する
 ・アプローチを組み立てる
  →タスクの洗い出し
  →スケジュールの設定
  →リソースの配分≒役割と責任の分担
  →管理指標のデザイン
  →会議体の設定
 ・証跡とバックアップは必ず残す
  (不可逆な作業は死を招く)

<認識合わせずして成果無し>
 ・相手の求めるものを意識する
  (頭を使う=心を使う)
 ・主体的にロジックを組み上げる
  (So what? Why so?)
 ・説明が必要な資料はクソと心得る
  (当たり前に落ちる資料こそ正義)
 ・暗黙に地雷を埋め込まない
  (主語と前提、言葉と定義)

<クビなんて最初から切られている>
 ・成果を出せない=クビ
 ・目の前の上司は人斬りである
 ・緊張感を持って仕事をしているか?
 ・捨て身で動かねば能力を補えない
posted by ビズアイユ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 備忘録@仕事

Puppiest.png

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